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第1章 第3話(裏) スカイハイツ鶴澤の美女ヒカル2

俺が理不尽な北尾に対する
怒りで握り拳が反り返って
いるとヒカルさんが
恥ずかしそうに言葉を
続けた。

「あの・・・
今から私かなり変な事話すと
思うんやけど・・・
その前にヒデ君ってね。
幽霊とか信じるタイプ?」

やっぱり霊障やんっ!
おのれ~!
北尾め~!
よもやヒカルさんから
幽霊という言葉が出るとは
思っていなかったが
今のこの禍々しいマンション内で
なら普通の人であるヒカルさん
からその言葉がでるのも頷ける。

しかしこのマンションに住む
人間から短期間に2度も
幽霊を信じるかと聞かれるとは
それもこの木林に・・・

俺は親指を立て
ヒカルさんに

「ヒカルさんっ
オフコースやでっ
それが幽霊でも宇宙人でも
ジャワ原人でも
この俺は信じるよ~
ヒカルさんの言う事ならね」

「ぷぷっ
ヒデ君と話していたら
何か怖い気持ちも無くなって
きたよ~
もうっ本当にヒデ君って
面白いし・・・
頼りになる子やね。
6歳も年下と思えないよ」

ヒカルさんはヒカルさんの
横に座る俺に身を寄せて来て
俺の頬に口づけをした。

チュッ・・・

俺は黒のセクシーな下着姿の
ヒカルさんの体温を感じながら
のヒカルさんの口づけにより
今すぐにでもヒカルさんの
ナイスなボディに飛びつきたい
気持ちで一杯であったが
この俺がヒカルさん宅に
来る前に俺の愛するヒカルさんに
何があったか?

北尾のせい⦆でどのような
霊障が降りかかったかを
聞き出す必要があった。

(幽霊か宇宙人か知らんがな~
俺の大事なお客様にましてや
この俺のロビンフッド初の
お客様のヒカルさんを怖がらせる
カスはこの俺が蹴り倒したる。
ついでに北尾は耳100メートルの
やっ!)

何に対して怒れば良いか的が定まらない
俺はとりあえず幽霊に宇宙人に北尾に
矛先を向ける。

「いや・・・
ヒカルさんっ
めっちゃ嬉しいんやけど
・・・
その俺が来るまでに何があったん?
その金縛りの後っ」

俺が下着姿の美女を前に
事を為さずに優先するほど
ヒカルさんの身に起こった
事を心配していた。

「うん・・・
私ね・・・
ヒデ君の電話を切った後
ベッドでは無く
ここでクッションを枕に
寝ていたの・・・
そうしたら急に目が覚めて
身体が動かなくて・・・」

うんうん。
そこまではさっき聞いたし・・・
その後やねんっ!

俺はイライラしながら
首が取れるのではないかと
思う位縦に振り続け頷いた。

「するとね・・・
耳元かな?
何か頭の中に話しかけられている
ような気もしたんやけど・・・
ひかりちゃんみ~つけたっ
って声が聞えたねん。」

俺は首を傾げながら

「ひかりちゃん?」

と聞き返した。

「あっうん。
ごめんね。
ヒデ君には初めて話すんやけど
私大学の時にGENZ,BARって
所で生活費稼ぐためにアルバイトを
していたねん・・・
そこでの名前はヒカリあったから。」

「なるほど・・・」

俺がヒデって名乗ってるようなもんなんやな。

「それで
身体が動けへんから
その声が凄く近づいてくるのが
怖いし・・・
でも逃げれないしで・・・
私ヒデ君助けて~っ
て叫んだんやけど声も出なかったの・・・」

ヒカルさんが俺に抱き着いて
来て怯えながらその後の全容を話して
くれた。
俺達が北尾の部屋で居た頃
ヒカルさんの部屋でもまた
忌々しい霊障が確かに起こっていたようだ。

~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦

(いやっ誰っ近づかんといて~
いやっヒデ君~!助けて~!!
ダメっ身体も動かないのに声も出せないっ
これが金縛り!?)

『ヒカリちゃん~
やっと会えたわ~
もうヒカリちゃんに
会いとうて~
会いとうて~
どれだけ彷徨っていたか~』

(だっ誰なん!?
でも私の事ヒカリちゃんって
呼ぶって事は
GENZ,BAR時代のお客さん
しかいないし・・)

誰かは解らないが動けない私の
身体に触れた気がした。
二の腕辺りに感じたその感触は
明らかに生きた人間の体温では
無かったが人間の手の感触で
ある事だけは解った。

(えっ!?えっ!?
幽霊!?幽霊なん!?
うそっうそっうそっ!!
キャ~!!ヒデ君っ!!
いやいやいやいやっ
本当に誰!?GENZ,BARの
お客さんだったら何で!?
もしかしてあの時のお客さんで
私が辞めてから誰か死んだん?)

『ヒカリちゃん~
ヒカリちゃんが大学卒業して
店辞めるまでに1度やらして
くれるって言ってたのに~
急に辞めたら電話番号
変わってたやん~
嘘はあかんな~
ヒカリちゃん~』

(あ~!!
そんな事冗談で言った・・・
安井さん・・・
え~!!
安井さん死んだん!?
ってか安井さんって50代で
独身で小さな文房具屋の社長の!?
あの安井さんが死んで私の所に
来ているわけ?
いやいやいやっ触らんといてっ!
誰がアンタなんかにやらせるんよ~
あんなん飲んでる席での冗談に
決まってるやんか~)

私の二の腕に触れる感触は
最初は冷たかったが徐々に
私の体温が伝わっていったのか
人肌の体温になっていく
ように感じる。
金縛りにあっているからなのか
動けないのにタンクトップから
覗く私の二の腕に触れる
人肌から感じる感触は通常の
それより凄く鋭敏に感じた。

『ヒカリちゃん~
体大でダンスやってた時より
少し太った~?
この辺りとか?』

(いや~
触らないでっ!!
安井さんっやめてっ!!
私今からヒデ君と
エッチする予定で
あんたなんかとする気
ないんやからっ!
ってかあんた死人やんっ!!
死人が勃つわけないやんっ!
もうやめてって・・・
あぁ・・・
触らんといてっ!!いや~!!)

GENZ,BARの時のお客さんの
1人安井さんと思う幽霊が部屋着の
デニムのホットパンツから覗く私の
足を撫でまわすように触る。

やはりさっきの二の腕の時と同じように
神経がむき出しになってるんじゃないかと
思うほど触られている感触を強く感じる。

『ほら~ヒカリちゃん~
あれからちゃんと運動してないやろ~
あんなに痩せていたのに
かなりこの辺肉付いてるやん~』

(うるさいっ!
ヒデ君は丁度良い肉付きって
喜んでくれてるのんやからっ!
そりゃ大学卒業して2年も経った
ら少しは太るよっもう現役じゃ
ないんやしっこれでもまだ49㎏
なんやからっ・・・
あっ・・・いやっ・・・
何で!?
何で太もも触られるだけで・・・
こんなに感じるのよっ!!
あ~!!きもいきもいっ!
安井のバカッ!死んでっ!!
あっもう死んでたわっ!いや~!
もうどうしたら良いの~!!)

私は身動きを取る事もできない
まま安井さんにひとしきり身体を
触られると起きている時?

いや金縛りに合っていない時と
比べて鋭敏になっているように
感じる肌の感触が感じ過ぎて
既にヒデ君にしか使わせたくない
箇所がビショビショになっていた。

『あれ~?
ヒカリちゃん~
ホットパンツから滴が
垂れてきているよ~
これは脱がなきゃ~』

(うそうそうそうそっ!!
何で~!!何で濡れるんよ~!
しかも安井のアホ死人のくせに
何で服脱がしたりできるん!
いやっ・・きゃぁっ!!
見ないでっ!!)

私は安井さんを視覚できてはいないが
声と脳内に見せられるイメージで
完全にこの私を触り脱がす手が
GENZ,BARの時のお客さんの
1人安井さんであると認識していた。

【第1章 第3話(裏) スカイハイツ鶴澤の美女ヒカル2 終わり】


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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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