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第2.5章 カワシタの野望シリーズ 1人目 第4話 ターゲット斉藤アズサ2

(えっ何?

何?いったい

なんなんよ~)

私は今大学に入り

1人暮らしを始めた

泉佐川市にあるマンションの

バスルームに居る。

そして身体を洗い終え

湯船にやっと湯が適量に

張られたので湯船に浸かろうと

湯船の脇に手を掛けたその瞬間

アホそうな人の声が聞え

身体が動かなくなった。

(えっえっ?

今確か

「あっちゃん久しぶり~」

て聞こえたねんけど・・・

とても空耳のようには

思えんかったし・・・

誰なん!?知り合いっ!?

私の事あっちゃんて呼ぶんは

高校の時からの知り合い?

でもキモそうな男の声あったし・・・

そんな人知らんねんけど~

ってか何でこんな態勢で

動かれへんなるんよ~

これ金縛りってやつなんっ!

金縛りって寝てる時に

なるんちゃうんっ!

いやや~もうっ)

私は今まで金縛りに何て

なった事も無かったし

博喜や冨田君のように

そっち系の知識なんて

全くないしこんな時に

どうすれば良いかなんて

知るはずも無い。

ただ知っていたとしても

そもそも動けないので

何もできないと思う。

ただ目は見えるし

口は・・・

あっ・・・

声でないみたい。

口は動かないみたいだった。

私は湯船の淵に両手を付いた

まま浴室の壁しか見えない状態で

動けずそして聞き覚えもない

わけのわからない

アホそうな声が聞えたこの状態で

何もできずにいた。

するとまたアホそうな声が

聞こえる。

(もしかしてさっきの足とか背中への

手の感触もコイツ?

いやや~絶対キモイって!!

もう~今日八龍なんて

行ってきたからちゃうん~!!

博喜のアホ~!!)

『あっちゃん~

相変わらず細いな~

くびれとか最高やん~

さすがに水泳で鍛えた

身体は美味そうやな~

大学入って髪のばしたんや~

ふ~ん。

へ~あっちゃんて

こんなオメコしてたんや~

毛はまあまあ薄い方かな?』

(ちょっと誰なんっ!!

てかこの声・・・

聞き覚えあるんやけど・・・

もしかして・・・

え~!!!

なんでなんっ!!

うそっほんと!?

うそっ!?

かっ河下君!?

の声にしか・・・

ていうか

喋り方とか・・・

そっくりていうか

本人の声?

えっえっ!?

理美ちゃんの話じゃ

今入院中って・・・・)

『あっちゃん~

木林と付き合ってん?

もうエッチしたんかな~?

まあええけど

あっ俺の事誰か分かってる?

そうや今金縛りかけさせて

もらったから喋れんねんな~

俺金縛りも初めて

つこたから

良くわかってへん

から何で無視されてんかと

思ってんけど

あっちゃん高校時から

変わらずスタイルええな~

こんな身体あったんやな~

ちょっと早速味見を・・・』

ペロペロペロッ・・・

チュプチュプッ・・・

(うそ~!!!!

いやいやいやいやっ!!

ありえへんねんけど~!!

きゃ~!!

キモイッキモイッキモイッ!!!

河下君に舐められてるって

アソコッ!!

うそっ!!

なんでなんでなんでっ!!)

前の浴室のクリーム色の壁しか

見えない状態の私の背後から

感じる明らかな気配に声は

ついには私が湯船の淵に

手を付き立ったまま

後ろに下半身を突き出した

ような態勢で金縛りにあった

ままの状態なのに

私の股間を舐めている?

ような感覚を与えて来る。

意味が解らない。

声や話し方は明らかに

高校時代に2度同じクラスになった

事もある河下君のように感じる。

クラスのみんなで遊びに行った時や

花火やカラオケなども博喜達と

一緒に良く行った仲では

あるがただの同級生以上の

関係では無かった。

どちらかと言えば私と同じ名字の

斉藤由紀子ちゃんや

友人の理美ちゃんとか

からは

「カツオきもい~」

とか

「河下君って

女子意識し過ぎ」

とか言われていて女子からは

人気が無かった気がする。

そんな河下君が何故か今

私の浴室に私と一緒に居て

私の股間を舐めている・・・?

(うそやんっ!

もういやや~!!!

これって・・・

金縛りになってるし・・・

河下君がここに居る事

事態ありえへんねんけど・・・

考えられるのは・・・

河下君が死んだ?

それで私の所に

出てきたん~!!??

なんで~!!

河下君

気が多い人あったけど

同じ斉藤でも私やなく

由紀子ちゃんとかっ

そっちのグループの子に

いってたやんか~!!

いややっいややっ・・・

あっあぁ・・・

うそっ気持ちいいっ

こんな状況でなんでなん・・

あっいややっ・・・

あぁ・・・・)

ピチャピチャピチャピチャッ・・・

『あっちゃんって

こんなに濡れやすいん

あったらもう処女ちゃう

ねんやろな~

まあもう19歳やしなっ

そりゃそうやわな~

しかしあっちゃん濡れ過ぎ

ちゃうん?

実はスケベあったんや~』

ジュプジュプジュプジュプッ!!

河下君らしき声の主が

信じたくないけど私の

アソコに指を入れてきた

感触を感じる。

しかも何故かさっきの

舐められている時から

信じられないくらいに感じてしまう。

私は今まで都合2人の男性と

エッチをしたことがあるが

今までで気持ち良いと思った

事は1度だけだった。

しかし今私が受けている

指での股間への愛撫は

その比じゃない程の

快感を与えられている。

(うるさいっ!

スケベとちゃうもんっ!!

あっあっあぁっ!!

でもっでもっ!!

なにこれっこんなん初めてやっ!!

あっあああっ!!

河下君なんかにっ!!!

あぁっ!!

いややっいやいやっ!!

絶体嫌や~!!)

クチュクチュクチュクチュッ!!!

『やっぱり爺さんの言う通りやな~

生きてた時より俺

感じさせれる

ようになってるわ~

あっちゃん気持ちええやろ~?

しかしあの斉藤アズサが

こんなに濡れるとはな~

生きてたら絶対あっちゃんの

オメコをこの距離で見て

ましてや指を入れる事なんて

無かったからな~

あ~やっぱり死んでも

幸せってあるんやな~

あっちゃん!

逝ったことはあるんか!?

今からこのカワシタもとい

爺さん曰くは色情霊のドンが

逝かせたるからなっ!!』

(ひぃぃぃぃっ!!

やっぱり河下君や~!!

しかも死んでるしっ!!

あっあぁぁぁっ!!

あかんあかんっ!!

ホンマに逝きそうやっ!!

私まだ博喜とも

エッチしてないのにっ!!

その前に河下君なんかに

逝かされたくなんかないって!!

あぁぁぁぁ!!

ちょっと待ってっ!!

あかんっ!!

うそ~!!

なんか出るっ!!

何か出そうやってっ!!

あかんっ!!

河下君っ!!

やめてっ!!

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

あんっ!!)

ピシャ~!!!!!!

『お~!!!

さすが水泳部っ!!

よう出たな~あっちゃんっ!

斉藤アズサの潮吹き完了っと。』

私は股間から大量に

尿で無い何かが噴き出る

感覚を味わった。

(うそ・・・・

うそ・・・

これが潮吹き・・・

はぁぁぁ・・・

こんなんもういやや~

夢やんな~

しかもまだ動かれへんしぃ

動かれへんから余計

何か気持ち良さをまともに

受けてる気がするし・・・

あ~博喜~助けて~)

『さあ。

あっちゃん。

生きてる時に

こうしてしたかったけど・・・

まあそれはそれで

あっちゃんの

この指1本でも

ギュウギュウ絞めつけて来る

オメコの味を

味見しようかな~

おっ!おおっ?

なんやこれっ!?

チンポのデカさが

生きてる時の倍くらいに

なってらしゃよ~!!

うお~マジかっ!!』

(ちょっ・・・

なんなんっ・・・

何となく流れ的に

やられるのは解ってたけど

何をそんなに喜んでんよっ

河下君のアホッ!!

声しか聞こえへんとか

めちゃくちゃ不愉快なんやけど・・・

もうっ幽霊に初めて

潮吹かされた子とかおるんかなぁ・・・

もうっこんなん博喜にも

言われへんよ~)

『さあ。

記念すべき第1人目を

頂きます。』

河下君の両手が私の両腰に

当てられる。

(あぁ・・・

うそやんっ!!

ホンマに幽霊とエッチなんて

成立するんっ?

しかも知り合いとか

ありえへんねんけどっ!

いややっあぁぁ・・・)

動けないし叫べない

どうする事もできない私は

いよいよ腰に手を当てられ

覚悟を決めていた。

《第2.5章 カワシタの野望シリーズ 1人目 第4話 ターゲット斉藤アズサ2 終わり》



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千景さんはじめまして

僕は冨田さんの扉の読者です。扉からサブカルチャーズマンションの耳塚シリーズも読んでいました。そんな中扉の綾さんとアズサが登場人物では好きで今回扉からリンクしているこの裏口を見つけてしまいました。今後扉裏口にはどんな話しがあるのか楽しみです。冨田の兄貴〜!こんな企画をありがとうございます!千景さんも宜しくお願いします!
プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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