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第2.5章 カワシタの野望シリーズ 2人目 第8話 ターゲット メガネ美人2

私は明らかにこの世のものでは

ないと解る存在に向かい笑顔で

挨拶をしていた。

きっと普通の女の子

そう斉藤さんのような

普通の可愛い女の子は

きゃ~!

とか言って叫ぶのだろうが

私は不思議な事や心霊現象が

非常に好きであった。

冨田君風に言えば好物であった。

普通は自分からこの地域の

有名な心霊スポットへ一緒に

行かない?

となど男子を誘うような子は居ないと

思う。

普通誘うならデートの誘いだよね~

私もそう思う。

しかし今まで好きで好きでたまらない心霊現象

興味があり興味がありたまらない霊の存在

今までにも何度かは霊の存在を確認した事が

あったがいつもそんな時は怖いとは思わず

ワクワクドキドキしてしまう。

(私て変わってるよね。

もしかして冨田君より

変わってるかも・・・

普通に幽霊に挨拶して

自己紹介までしてしまってるし

しかしこの子可哀想やなぁ・・

私と変わらない年で死んでいるし

しかも何か頭に札つけられてるし

何か特別な霊なんやろうか?)

私と視線を合わせ逆に向こうが

幽霊を見たような感じになり

キョトンとしている。

(どうしたんやろ?

あっこの子私が自分を

見えてないと思ってたんや。)

小太りの男の子の霊は

キョトンとしていたが

やっと口を開いてくれた。

『あっあの・・・

俺の事見えるの?

あっ俺ドンです。』

やはり自分が見える事へ対して

のあのキョトンだったようで

彼はドンと名乗った。

「うん。

見えるよ

ドン君」

私は幽霊と話せている事

事態が嬉しくてついつい

笑顔で応えてしまう。

彼は頭に付いていた

変な札を外して

『あっこれは?

まだ見える・・・』

「うん

見えるっ見えるっ

まだ見えるよ~ドン君」

『そ・・

そうなんやぁ・・

自分変わってるよな~?

美人やけど・・・

俺の事怖くないん?』

(え~!!

うそ~生きてる人間なら

いざ知らず幽霊にまで

変わってるとか言われて

しまったよ~

ちょっとショック~!

自覚はあるけど・・・)

私は部屋の隅で座敷童の

ように居る幽霊のドン君の

前まで行き近づいて

ドン君の前にしゃがみ込み

「ちょっとドン君~

君の方が変わってるやんっ!

死んでんのにこんな所に

いてるし~

きゃはっ

君全然怖くなんか

ないよ~

見た目的にゆるそうやし~」

ドン君は呆けたような顔を

しながら

『あっそっそう・・・

そうやよな。

俺死んでるしな・・

一応・・・』

「そうやよ~

若いのに可哀想~

しかも何でウチに

来たん?

迷子?

あれ?

幽霊って迷子になったり

するのかな?」

私は部屋の四隅の角に

遠慮気味に座るドン君の

前でしゃがんだまま

親を探している迷子の

子供に聞くように言っていた。

『違うよっ!

19歳で迷子とかおかしいやんっ!

てかっ一応俺家はあるねんっ!

今八龍て料理屋に住んでるんやから』

さっきまで呆けていたドン君が

やっとしっかり話し出した。

「え~!!

君、八龍から来たん?

うそ~私今日八龍に行って

来たんよ~

え~偶然!?

しかも19歳って同級生やんっ!!

ははっ・・・

って若いのに何で死んだん~

んん?

あっ私もしかして君に

憑かれたの?

ははっ」

私はこの小太りの座敷童の

ドン君が八龍に住んでいる?

と聞いて好奇心と興味が

私の中で爆発していくのが

解った。

(面白い~!

何~?このドン君!

八龍から私に憑いてきたん~?

もしかして私の霊感って

冨田君以上!?)

『そう。

君は俺に憑かれたんやよっ

君今日八龍に来たやろ?

5人で・・・

あの中の3人は俺の

高校の同級生やねん』

「え~!!

冨田君達の同級生なんっ!?

ねえねえ!?

それじゃぁ

何で私なん!?

私に憑いてきたん!?

何で?何でなん?

私の方が冨田君より

霊感強いとか!?

やっぱり!?

やっぱりそうなんかなぁ~?

ねえドン君!?」

とめどない私の好奇心は

こと心霊現象に関しては

異常で小太り座敷童の

ドン君に矢継ぎ早に

質問を投げかけ詰め寄った。

『違うよっ!

俺幽霊やけど

そんな霊感がどうとか

解らんし!』

何かドン君は急に不機嫌に

なり怒り出す。

「あっごめんね~

私不思議な事とか

心霊現象が好きで

ちょっと興奮し過ぎてたっ

ははっ」

『まあ

良いけど・・・』

「それなら

私に憑いたのは

なんで?

何か成仏できない理由あるん?

そりゃ19歳で死んだら

私も成仏できんやろうけど・・

何で知ってる子が3人も

居たのに私の所なんやろ?」

私はドン君の前にしゃがんだまま

ドン君を見つめ首を傾げた。

『・・・・

したかったんやよ・・』

何かドン君がボソボソ

話すので聞き取りにくく

上手く聞こえないが

何かがしたかったというのは

聞き取れた。

「えっ?

何?

何がしたかったの?」

『女の子と

エッチがし足りないから

成仏できんかったのっ!

だから美人の自分の所に

来たんやっ!』

(はあ?

いやそれはもしそうだとしたら

気持ちは解るけど・・・

だからって幽霊と生きた人間が

エッチとかってでるもんなん?)

私は傾げていた首を

反対側にまた傾げて

「そうなん?

それってドン君は

私とエッチしようと

思ってここに来たって事?」

ドン君は興奮しながら

何度も首を縦に振る。

「あはははっ!

君面白いねっ!

生きた人間と幽霊って

エッチしたりする事って

可能なん?

あはははっ興味あるかも!?

えっえっ?

ドン君できるの!?」

『できるよ~!

もう立派にやってきたしなっ!

次は君の番やでっ』

「え~!!!

本当にできたんっ!!

うそ~!

凄いっ!

そんなんメチャメチャ

レア体験やんっ!」

『本当なら金縛りに

かけてからするんやけど

君なんか良い子みたいかやら

やらして~』

ドン君はさっきまでの

座敷童ではなく胡坐をかいて

ちょっとふてぶてしい態度で

私にエッチをさせるように

頼んでくる。

そもそもそんな事が可能なのかと

思ったがドン君は既にできたと

言っている。

(う~ん。。。

そんな事できるのか

どうかがまず解らないけど・・・

生きてる時のこの子なら

嫌かも知れないけど

幽霊とエッチとか

ちょっと興味あるかな~

でも私まだ普通の

エッチも1人としか

した事ないんよね~

どっちかというたら

そっちの方が不安かも)

「え~本当にできるのなら

別に良いけど・・・

私今まで1人しか経験無いよ~

そんなんで良いの?

それに協力してあげるから

キチンと成仏するんやよ~」

『えっ本当!?

いいの!?

君やっぱり変わってるわ~

金縛りする必要ないんやもん・・・

でもめっちゃ綺麗やから

変わってても良いよ』

「う~ん。

変わってると思うよ

自分でも

ははっ

あっちょっと待ってね」

私は湯上りで眼鏡をかけて

居なかったのでテーブルに置いてある

メガネをかけてドン君の姿を

良く見えるようにした。

幽霊とエッチなんて

考えたこともなかったが

こんな経験中々出来るものでは

無いと思うのでまずは可能なのか

どうかを検証したいと思い

ドン君の要望を受け入れた。

《第2.5章 カワシタの野望シリーズ 2人目 第8話 ターゲット メガネ美女2 終わり》





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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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