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扉シリーズ 第2.5章 カワシタの野望シリーズ 獲物探索にライバル出現 

俺の名は色情霊のドン。

生きていた時の名はカワシタと

呼ばれていた。

生きていた時に

今俺が根城にしている

この八龍に専門学校の

仲間達と肝試しに来たのが

運の尽き・・・

いや運の始まりだったとも

言える。

俺はこの八龍に来て

悪霊に憑かれ入院までした

挙句に持って行かれてしまった。

しかし、この八龍の爺さんに

おそらくは俺を殺したのも

この爺さんなのだが、

今となっては

殺してくれて有り難い程だ。

死んだ俺はこの八龍に

呼び戻され色情霊として

この八龍を彷徨う事になった。

そしてこの八龍に訪れた

好きな女とSEXをできるという

特権を得たのだ。

飯も食えないし

テレビも見れないし

ゲームもできないが

生きていた時よりも

この俺にとっては

余程有意義である。

俺は今色情霊となり

2人の女を既に攻略していた。

1人目は偶然も偶然・・・

何と俺の高校時代の

同級生の斉藤アズサ。

いや

今はもうケツ子と呼ぶにふさわしい

アナルで逝く女と化したのだ。

そして2人目がケツ子の大学の友人か?

さかいさんというメガネの似合う美女。

この子は変わった子であったが

その身体にその性格も最高で

色情霊化して使えるようになった

金縛りすら使うことなくこの

俺を受け入れてくれたのだ。

オカルトマニアの

女の子は理解できないが

さかいさんの身体と感度は最高だった。

あれから2日が経ったが

八龍には女の子どころか

生きている人間の人陰すら無い。

「まあ、そうそう

人が来るところでもないからなぁ

しかし、ここに居る地縛霊どもは

無口な奴が多くておもんないな~

可愛い女の子の幽霊でも

来んかな~あ~暇やな~」

そう思い俺は八龍の周りの

雑木林からは

出れないので行動可能範囲

一杯をふらふら浮遊していると

向こうからも同じように

ふらふら浮遊してくる霊が居た。

「うん?

なんやあいつ?」

何か頭の悪そうな霊やなぁ・・

するとその頭の悪そうな

丸坊主の霊が

俺の方に寄って来る。

「おうっ!

お前も色情霊か?」

何!?

お前もという事は

このハゲも色情霊・・・

うん?

こいつ何処かで・・・

いやそんな事より

この八龍という最高の

肝試しスポットに寄りつく

女の子は全て俺のもんやっ

こんなハゲに

渡してたまるか~よっ

「ああ。

俺は色情霊のドン様や

お前しかし・・・・

何処かで見たことがあるなぁ

誰や?」

「俺か?

俺は昨日

色情霊にスカウトされた

梶原出身のエリート

色情霊ヘチマや!」

「あ~!!

その嘘くさい喋り方!!

お前転校して行った

ヘチマか!?」

「えっ?

あ~!!

その下膨れの

どんぐさそうな顔!?

お前ドンジュウロウ!?

お前も死んだんか?」

何とこの八龍に囲われた

2人目の色情霊は

俺の耳南時代の同級生で

2年生の後半に急遽

転校して行ったヘチマであった。

俺は奴の事を

ほら吹きのヘチマとしか

覚えておらず生きている時の名は

忘れていた。

しかし俺にとって奴は

因縁深き男。

ヘチマが居なくなるまでは

学年1モテない男はヘチマで

あったが奴が居なくなりこの

俺に変なあだ名がつくことに

モテないエナジーが

全て降りかかると言う

耳南の不幸を俺と

分け合っていた男なのに

奴が居なくなりこの俺の身

一身に降りかかってきたのだ。

「なんや~

お前急に転校したと

思ったらまさか

こんな所で会うとはな~

しかも

お互い死んでるしな~

ははははっ」

「やっぱり

あの耳南時代の

ドンジュウロウか~

久しぶりやな~

お前死んで

少しええ男になったん

ちゃうん?」

おっ

こいつ死んでお世辞の1つでも

覚えたか?

うん?

それとも俺はアズサにさかいさんという

可愛い子2人のマン汁により

本当にフェロモンがアップしたのか?

まあ、ケチくさい事

言うてても

しゃ~ないし

ここは色情霊の先輩として

顔見知りのよしみで

ヘチマにも

色情霊のなんたるかを

教え俺のおこぼれにでも

預からせてやるか。

どうせマーキング札は1グループに

1枚しか使えんと爺さん言うてたしな。

「そうか?

まあ俺も色情霊となり

色々経験を積んできたからなぁ

そらええ男にもなるで」

「え~!!

ドンジュウロウお前もしかして

もう生きてる人間とやったん!?」

ヘチマがハゲた頭以上に

目を輝かせながら死人のくせに

やたら前向きに聞いて来る。

「まあな。

しかもそのうちの

1人はお前も知ってる子や。」

「え~!!!

マジで!?

いやマジですか!?

ドンジュウロウ!

いやドンさんっ

これからはアンタは

俺の師匠やっ!

是非このヘチマめに

色情霊のなんたるかを

プリーズ!!

でっでっ!?

俺の知ってる子って

まさか耳南の子ですか?

ドンさんっ!!

そうか~!!

この八龍は耳塚市!

耳南の卒業生も来るよな~

お~これはまさか死んでラッキー!?」

ヘチマは生きていた時以上に

権力には弱いようで既にこの

俺を耳塚時代の川滝のように師匠

よばわりしているが俺も暇だし

舎弟の1人くらい出来ても良いかと

思いヘチマに色情霊としての

楽しみ方を伝授してやることにした。

《扉シリーズ 第2.5章 カワシタの野望シリーズ 獲物探索にライバル出現 終わり》



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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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