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扉シリーズ 第2.8章 ロビンフッド5

時間は午前0時を過ぎ芳恵さんと幸子さん

を見送った俺は入れ替わりでやって来た

陽子さんと先程、芳恵さん達を

接客したBOX席とはまた別の

2人掛けのBOX席に陽子さんを

迎え入れ接客をしていた。

ちなみにこの2人掛けのBOX席で

今俺が接客する事となってる

お客様はヒカルさんと陽子さんのみである。

「ヒデくん~

早く帰ろう~

ねえっもう上がり~」

あ~今日もかなりきてるな~

陽子さん・・・

マジかよ~

陽子さんがバイトする楓も

今日は忙しかったのか

酔っ払いのおっさんどもに

かなり飲まされたみたいで

ソファに座るなり大きく

足を組むが短めの白のスーツ

姿なのであるがパンツが見えそうな

程スーツの下が捲れ上がっている。

少し細めのヒカルさんとは違い

肉感的な陽子さんもまた魅力的では

あるのだが不幸な事に俺は今

仕事中なのである。

陽子さんの魅惑的な薄いベージュの

パンスト越しの美脚に酔いしれている

場合でも無いので何とかここに

いる間に酔いを覚ましてもらおうと

思いお酒を控えるように言っても

聞くわけはないので陽子さんの

ブランデーボトルからは殆ど

ブランデーは入れずにほぼ水である

水割りを作り氷も多めに入れる。

以前マスターは

「酔ったお客様のボトルを

多目に減らすために

濃い物に作り変えていく

奴は他の店にもおるけど

店の売り上げ的にそうしろと

指示するママやマスター

もいるけど

ヒデ君は自分の思うように

しなよ。

自分のしたくない事は

しなくて良いから。」

という教えを受けていた俺は

男なら酔ったレディにさらに

濃い目の酒を飲ませ売り上げを

上げようなどと考えるのはカス

以下の所業と思うので今俺は

マスターに言われた通り

【思うように】していた。

「陽子さん

今日は忙しかった

みたいですね~

ははっ

随分酔ってますけど

僕とゆっくり

飲みながら酔い

少しづつ覚まして

行きましょ」

「え~

私そんなに

酔ってないよ~

ヒデ君迎えに来たの~

さあ帰ろうっ」

「ははっ・・・

もう少しだけ付き合って

下さいよ~

ねっ後1時間30分で

お店終わりますからっ」

「ヒデ君が一緒に

居てくれるならそうする~」

陽子さんが隣に座る

俺の腕にしがみつくと

EかFカップくらいは

あるであろう豊満な

陽子さんの胸が俺の

右腕に食い込み

19歳の学生には刺激が

強すぎる役得を得るのだが

本当に仕事中であるのが辛い。

そして少しづつ超薄めのブランデーで

何度かお手洗いにも足を運んだ

陽子さんの酔いも覚めてきたようで

2度目のお手洗いから戻ってきた

陽子さんは俺とデュエットで歌える

程まで酔いも覚めてきていた。

「きゃ~

ヒデ君に会って元気出て

来たよ~私」

「ホンマですか~

ホンマいっつも

僕のラストのお客様で

来て頂いてすみません。

僕もラストが陽子さんで

めっちゃ嬉しいですよっ!」

「ホントにそう思ってるのかな~?

ヒデ君他のお客様にも

人気あるしね~」

陽子さんがまた推定EかFカップを

俺の右腕に押し付けてきながら

顔を俺の頬に近づけてくる。

うお~

こんな嬉しいシュチュエーション

仕事中ちゃうかったら最高なんやけどっ!

てかやっぱりまだ酔うてるな~

陽子さん・・・

「いや~

そんな事ないですって~

それにそんなに人気も

無いですよ~

俺1番新しいし年も若いから

それだけで得してる部分も

ありますからね~」

「良いよ~

私3番でも4番でも良いから~

ヒデ君と今日は一緒に居たいな~」

いやいやいやいや・・・・

アンタ今日ここに来るとき

俺の事説教してたやんっ

エライ態度が違うんすけど~

「まじっすか!?

俺はそんなんめっちゃ

嬉しいんですけど・・・

そうですね~でも

陽子さん今日は絶対

運転せん方が良いし

なんなら俺明日朝いちで

ここまで車取りに

来て陽子さんのマンションの

駐車場に入れときますから

今日は歩いて一緒に帰ります?」

「ほんと~!!

嬉しいっ!

ヒデ君と夜のお散歩

デートしたいかな~」

「うん。

ホンマそうした方が

良いっすよ。

免許3人分くらいの

免取くらうくらい

酔うてますから」

「え~!

もうっそこまでは

酔うてないでしょ~!!」

バシッ!

まさかの今日2度目の背中への

張り手。

ちなみに陽子さんから叩かれるのは

初めてであったが何だかだんだん

あのアホアズサの張り手が痛く無いのだと

思えて来るほど酔ったレディの張り手は

痛かった。

「いやいやっ

陽子さん酔うてほら~

力の加減もできんくらいに

なってますから~

ねっそうしましょっ!

俺がきちんと家まで

送って行きますから」

そうしてマスターのマイクでの

本日はありがとうございました。

から始まる閉店の挨拶も終え

気を使ってくれたマスターが

ヒデ君は陽子さんを送って

行きなさいと言ってくれたので

閉店作業を免除された俺はマスターと

浩二さんに深々と頭を下げ陽子さんと

エレベーターに乗りテナントを出た。

「は~外の空気は

やっぱり良いっすね~」

俺が腕を伸ばしながら

そう言うと

「そんなに長い時間

居たわけじゃないじゃないのに~」

もうかなり素面気味の陽子さんが

俺の伸ばして戻した手に手を組んで

来ながらそう言う。

さすがに25歳の年上のお姉様に腕を

組まれるとまだまだ19歳の小僧である

俺は陽子さんのスーパーボリューミーな

それこそ北尾が好きな太川ふみよ並の

胸の圧力も加味され俺の鼓動は激しく

高鳴っている。

「まっまぁ・・

そうですけどね~」

「あっヒデ君

私にこうされるの

嫌かな?

あのね・・・

さすがにこの国道

抜けて行った先って

この辺人が住んでるのか

住んでいないのか分からない

家とか小屋みたいな建物とか

ほら・・・

多分お墓もあったでしょ?

だから怖いからこうして

いて良い?」

陽子さんは学生時代は体大で

陸上の走り高跳びをしていたらしく

初めて会った時も陸上経験者同士

という事で話が弾み今に至るのだが

そんな陽子さんは長身で身長も165㎝

はあると聞いている。

ヒールを履き俺に腕を組んでいると

もう170㎝そこそこしかない

俺よりも背が高い。

それでも街灯すらろくにない

田舎道を怖がっている姿は6歳も

年上のヒールを履くと俺よりも背が

大きく見える陽子さんではあるが正直

可愛いなと思ってしまう。

「そんなん全然嫌ちゃいますって~

陽子さんみたいな美女にこういう

風に腕組まれて嫌がる奴はもう

それはホモですよっ!

ホモッ!

もしくはゴリラかメガネですわっ!

正常な男なら

みんな喜びますからっ」

陽子さんがさらに俺の腕に

押し付ける乳圧を上げてきて

「何か~軽い~

ヒデ君ってみんなに

そんな事言ってそう~

ってかホモは解るけど

ゴリラとメガネって何よ~

きゃはははっ」

「いっいやっ

ゴリラにメガネはあれですよっ

何となく口から出てしまったんですっ

あっでもそんな誰でもって事はないですよっ

俺がボディーガードするんは

美女限定っすからっ

それにホラッ

もし何か出て来ても

そいつが幽霊でも宇宙人でも

俺が蹴り倒して見せますからっ」

「はははっ

うそうそっ

冗談よ~

ヒデ君すぐに本気にするから

かわいい~

あ~でも幽霊は嫌~

宇宙人はもっと嫌かも~」

かっ・・

かわいいとな・・・

はぁ~

そりゃそうかぁ・・・

陽子さんのような経験豊富そうな

美女からすれば俺なんかまだまだ

小僧やよな~

そしてかわいいというワードに

若干のへこみを感じながら俺達は

国道を抜け陽子さんが言うように

人気も街灯すら無い本当に人が住んでいるのか

住んでいないのか分からないような旧家が

立ち並ぶ道に差し掛かって行った。

⦅扉シリーズ 第2.8章 ロビンフッド5 終わり⦆



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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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