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扉シリーズ 第2.8章 ロビンフッド13

403号室の前、陽子さんの部屋の前に

着いた俺は、KANBAYASHIに

少し申し訳ない気持ちになっては

いたが、今はこの意味の解らない

胸騒ぎの原因が陽子さんに対するもので

は無く他の事であってくれと

願い拳を強く握りしめていた。

北尾のメガネが割れたとか・・・

武市が痔になったとか・・・

そんな事で勘弁してくれよ~

そう思い俺は403号室の部屋を開けた。

!!!

俺は絶句した。

そしてしばらく何が起こって

いるか解らなかったが・・・

耳に入る声を外に漏らさないように

とりあえず玄関のドアは閉めた。

俺の予感、否、意味の解らない

何の根拠もない嫌な予感は当たっていた。

この部屋には俺が来た時から

何か居たのだと思う。

あまりにも存在が希薄で気づくことが

できなかったのか・・・

しかし陽子さんを1人にしたのは

間違いだった。

何かが居る・・・

俺程度の霊感でもギリギリ視覚は

できた。

武市に言わせれば厳密に言うと

両の眼で見ているわけでは無いらしいが、

とりあえず薄くは見えるし人の

形をしているのも解る。

そのギリギリ視覚できる者が

何と全裸で

リビングの向こうにある

陽子さんのベッドで陽子さんを犯していた。

「あっあああっ!!

あんっ!!

すごいっすごいのっ!!

いやっ!!

あああぁぁぁっ!!」

うそやろ・・・

陽子さんが嫌がっているようにも

見えない事にまず驚いたが

たまに少しエロそうに見える

色気のある年上のお姉さんと言う

認識の陽子さんがこんなに乱れる

人だったとは・・・

それよりなにより俺が帰って

来た事に気づいていない・・・

あっジュース・・・

コーラと陽子さんに頼まれた

ウーロン茶をあの7階らしき

部屋に忘れて来た・・・

俺は現実逃避をしていたのか

今目の前で起こっている惨劇に

比べればジュースを置き忘れて

来た事などどうでも良い事

なのだが何故今それを思ったのか

と不思議に思いながら玄関先で

立ち尽くしていた。

『いと哀れな女子よ。

まさか君のような

綺麗な子がこの

マンションに居るなんて

思わなかったよ。』

パンパンパンパンッ!!

「あっあっあっああっ!!

あぁっ!

何でっ何でこんなに気持ち

良いのっ!!

ああぁぁぁぁぁっ!!」

この部屋に戻って来た当初より

徐々に陽子さんを犯している

この世の者ならざる者の姿が

よりはっきりと見えてきた。

俺より陽子さんよりも小柄な

おっさんが陽子さんを四つん這いに

させ腰を掴み陽子さんの豊かな

ヒップを突きまくっている。

陽子さんはおっさんの霊に突かれ

四つん這いの体勢で激しく豊かな

胸を前後に揺らせながら大声で

悦んでいるように見える・・・

陽子さん・・・

そもそも何でこんな事になってんや・・・

っていうかあのおっさん死人のくせに

何で生身の人間とやってんねんっ!

俺も陽子さんとは何もしてないと

言うのに・・・

何だかこんなしょぼそうなおっさんの

霊に先を越されたのかと思い徐々に

冷静さを取り戻してきた俺は腹の底から

込み上げてくる怒りに再び拳を強く握り

しめていた。

しかし現に俺の存在に気づいていない

陽子さんに俺の存在を歯牙にもかけない

小柄なおっさんの霊・・・

見ていると2人?

1人と1死体は楽しんでいるようにも

見えどうにも割って入るタイミングが

解らない俺は人の情事に割って入った

経験などあるはずも無くそもそも

止めた方が良いのかも解らなくなってきていた。

武井よ~俺こんな状況

生まれて初めてや~どうしたらええねん。

ってかここに武市が居たとしても

そもそも奴の方が俺以上の

フリーズになる事間違いなしやろう・・・

ゴリラの石像パートⅡが出来るだけや・・・

俺は石像にこそなっていないが

半分フリーズした状態で頭を整理し

落ち着かせこの場の対処方法を

考えるために冷静に・・・冷静に・・・

と自体を分析していた。

『私がこの

身体になって

君が今までで1番の

身体ですよ~

それにお顔も美人だ~

何よりこのヒップの

肉付きが何とも言えませんね~

本当に私を

色情霊としてくれた

耳塚労災病院の

院長に感謝です~』

何か意識を集中するとあの

おっさんの戯言まで聞こえて

来る。

しかしあのおっさん今

不可解な事をほざいたような・・・

耳塚労災病院って廃病院やぞ?

そもそもそんな俺らが耳南に

入学する何年も前に潰れた病院に

院長なんか存在するはずないやろ?

うん?

あのおっさん・・・

それにあのやたら高い声・・・

あの顔・・・

「あっあああっ!!

いや~!!!

もうダメッ!!

またっまたイクッ!!

ああぁ!!

いいっいいっ!!

凄くいいっ!!いくっ!

あんっ!!!」

『フフフフッ

見た目通りやらしい

女の子のようですね~

絶頂の仕方も

いとおかし

ですね~

ではそろそろ

一緒に果てましょうかね~』

パンパンパンパンパンッ!!!

そう言うとおっさんは

さらに激しく陽子さんの

ヒップをめがけて打ち込む。

「はぁはぁ・・・

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

まだっまだできるの!?

あああっ!!

きゃぁぁぁぁぁぁっ!!

もう何回も逝ったからっ

あぁぁぁっ!!

もう無理っ!もう無理っ!!

これ以上されたら

私死んじゃう~!!

きゃぁぁぁぁぁっ!!!」

うそやん・・・

陽子さん何でそんなおっさんの

霊にされて・・・

そんなに感じてるん・・・

いやこれは陽子さんだけやなく

何か霊にされたら特別気持ち良く

なる何かがあるんや・・・

そうやきっと・・・・

あのおっさんさっき自分を

色情霊とかのたまってたし・・・

そうやっ!あのおっさんっ!

見覚えあるどころの話や無い!!

アイツ!何で死人になってんか

知らんがヨシオ!!!

古典のヨシオやないかっ!!

そう。

今陽子さんを犯しているおっさんは

俺の耳塚南高校時代の古典教師。

仲間義男であった。

俺達はヨシオと呼んでいたし

俺は奴の容姿からミノムシという

あだ名をつけた覚えもある。

そう思うと俺のフツフツ沸き立つ

怒りがさらに温度をあげていく

そして陽子さんの部屋に戻ってから

思わぬ事態を目撃してしまい

声も出ずにフルーズしていた俺も

やっといつもの俺に戻りやっと声が

出た。

「ヨシオ~!!!!!!!

こら~お前なにさらしてんな~!!

耳貸せこらっ!!」

俺が大声で叫ぶと陽子さんを

突きまくっていたヨシオが突くのを

止めてやっと俺を見た。

そして散々ヨシオに喘がされていた陽子さんも

四つん這いのままヨシオに貫かれたままで

俺を見る。

「あっあぁ・・・・

ヒデ君・・・・

あぁ・・・・

ヒデ君ごめんなさい・・・

ヒデ君が居ない間に私・・・・」

「いっいや・・・

俺の方が遅くなって

しまい・・・すみません・・・

ってかすぐ助けますからっ!

こらっ!!ヨシオ!!

お前人の大事なお客様に

何してくれてんねんっ!!」

俺は急いでいたがレディの

部屋であるため靴は脱ぎ

ドカドカと四つん這いで繋がる2人に

近づく。

『はぅっ!!

その粗暴な言動は・・・!?

木林君!?

君は私が生きていた

時の教え子の・・・

へぐっ!!!』

陽子さんに繋がったまま

俺に気づき俺の存在に驚きながら

ほたえるヨシオめがけて放った

渾身の蹴りは死人に効くのかどうか

不安であったが俺の怒りが勝って

いたからかどうかは解らないが

上手くヒットした。

ヨシオはまだ話している途中であったが

関係ない。

問答無用で俺はベッドから転がり

落ちる全裸のヨシオを踏みつける。

この時俺の右足は赤く輝きさらにその

赤いオーラを螺旋状に包むように銀色に

輝いていた事はかなり後日に俺がヨシオを

ボテくり回す様を一部始終見ていた

陽子さんから聞かされ知ることになり

この時の俺は我を忘れていたので全く

気づいていなかった。

バシュッバシュッ!!

俺はベッドの下に転がり落ち

亀のようになっているヨシオの

霊にストンピングを容赦なく打ち込んだ。

「コラッ!お前ミノムシのくせに

何死んでまで夢見てんなっコラッ!!」

『あひぃぃぃっ!!

きっ木林君っ!!

君の彼女とは知らなかったんだよっ!!

ぎゃぁぁぁぁっ!!

じっじぬぅぅぅぅぅっ!!

木林君許してくれたまえっ!

死んでる私がもう1度死ぬと

もう本当に霊でもいられなくなるんだぁぁぁ

ぎゃぁぁぁぁっ!!

じっじぬる~!!!』

「このムシけらが~!!!

この人は俺の彼女や

ないがな~!!

俺の大事なお客様なんやっ!!

お前ごとき汚らわしい

生き物が触れてええ存在

やないねんっ!!

死人でも尿瓶でもかまわん

粉々に砕いたるっ!

往生せいこのボケッ!!!」

最後は転がりまわるヨシオに

右下段回し蹴りを喰らわせると

本当に粉々になるように

ヨシオはその場から消え去った。

『きっ・・

きばや・・・し・・・くん・・

ひ・・・ひどい・・』

哀れな捨てセリフを残しながら

消え去って行った俺の元高校の

古典の教師ではあったが

死体のくせに俺の大事なお客様に

手を出したのは許すまじ行為であったため

同情の余地は無かった。

「何がひどいやねん・・」

消え去ったヨシオを見下ろしながら

呟いた俺は冷静に戻ると陽子さんの

方に視線を向ける。

陽子さんは俺とヨシオの戯れを

見ていたようだがヨシオが消えると

「ヒデ君ごめんなさい・・・

ありがとう・・・」

と言いそのままうつ伏せに伏せて

寝たような落ちたような感じで

意識を失った。

今日1日陽子さんにとっても

凄くハードな1日であったと思う。

その最後がヨシオとの

この世の者ではない者との

あのようなハードなセックスであったの

だから体力的にも精神的にも限界で

あったのだと思う。

俺は陽子さんに布団を被せると

【またバイトの日連絡します。

今日は守れずにすみませんでした。

もし何かあればすぐに連絡下さい。

俺に出来ることは何でもしますから】

と置手紙をして陽子さんの部屋から

立ち去った。

とりあえず・・・

眠るまでは一緒に居るという約束は

果たしたんやけどな・・・・

もっと・・・

もっと強くならなきゃ俺はアカン・・・

そう思いながら疲労感で一杯の

身体を引き連りながら自宅まで徒歩で帰宅した。

⦅扉シリーズ 第2.8章 ロビンフッド13 終わり⦆



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⦅ロビンフッド編 終わり⦆
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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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