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扉シリーズ 第3.5章 ヨシオのターン2

私が根城にしていた

サンハイツ鶴澤を

憎き木林に追い出された私は

新たに根城とすべき住処を

探さなくてはならなかった。

院長が言うには私は色情霊で

ありながら1つ所に縛られずに

自由に動ける所謂、色情霊の

中でも亜種であるらしい。

そしてさらに院長が言うのだが

通常の色情霊は生きた人間と

まぐわらなくても散華さえ

させられなければ霊体として

浮遊し続けていられるが

私は少なくとも8日の間

に1度は生きた人間とまぐわる

必要があり生きた人間とまぐわらずに

9日目の朝を迎えてしまうと

自動的に消滅・・・

つまり散華してしまうらしいのだ。

これも色情霊の亜種ならではの

特性で自由にこの耳塚労災病院を

出れる事ができる代償のような物

であるらしい。

さて・・・

そんな色情霊ミノムシとして

死して新たな目標が出来た私なのだが

それにしても

あのサンハイツで犯したOLは良かったなぁ~

肉付きに感度は最高でした~

またあの子のような子を犯したいなぁ

と思いながら新しい根城を探す事と

木林への復讐、そしてあのサンハイツの

OLを犯してから既に5日が経過している

事を考えるとまずは最終の女子を犯した日から

8日の経過を避けるためにどこかで寄り道

して女子を犯しつつ根城を探すか・・・

ふむ・・・

今までは特に気にしていなかったが

この間まさかの木林に再開を果たし

思い出したが耳塚南高校の卒業生も

今や皆女子大生になっているわけか・・・

そう言えばこの身体になってからは

知り合いや顔見知りを犯した事は

1度も無かったが木林への復讐の前に

生きている時の教師時代に私を

小馬鹿にした女生徒たちに復讐してやるのも

良いかも知れないね~

そうと決まれば散歩をしつつ

私の教え子であった耳塚南卒業生が

今どこで何をしているか探してみよう。

そう思い私は耳塚労災病院を出て木の高さ位を

浮遊しながらとりあえずはあてもなく

徘徊する事にした。

私を馬鹿にしていた女生徒の代表は

川上裕美、斉藤由紀子、堀垣外綾子

このあたりか?

うん。

でも何も私を馬鹿にしていた生徒でなくても

とりあえずは私が副担任を持っていた

あのクラスの生徒に出会ったらやってしまおう。

外は今は16時過ぎかぁ・・・

少しこの耳塚市から出てみるか?

おっあのスーツ姿のお姉さん良いね~

おっあっちの主婦風の女性も良いですね~

買い物帰りかな?

こうして見ていると今までの様に

手当たり次第で付けて行って犯したくはなるが

まだ散華の日までは3日もある事だし

とりあえずは顔見知りを犯すという

新しい性癖に目覚めつつある私は浮遊中に

見つけた好みの女性に憑く事は堪え

知っている顔を探すことにした。

そしてフラフラと生きている人間どもを

眺めながら私は泉佐川駅で知っている顔が

通過するのを待つことにした。

すると微かに覚えのある顔が改札口を通過する。

紺色のスーツを着た若い女性だ。

髪を後ろに1つに束ねていて猫目の

あの可愛らしい感じの少し細身の女の子は

確か耳塚南高校で私が副担任を持っていた

クラスの生徒では無いが私が古典を教えていた

クラスに居た生徒だ。

たしか名前は西口・・・

西口真由佳・・・

陸上部のマネージャーをやっていた

という記憶がある。

あの木林めが所属していた陸上部の子か?

それなら十分価値があるではないか・・・

フフフッ・・・

この色情霊ミノムシの糧となってもらおうか?

西口さん。

そう思い私は紺色のスーツ姿で泉佐川駅の改札口を

出た西口真由佳に憑いた。

~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~~◦~◦~◦◦~◦~◦

ふぅ~

短大に入ったばかりだのに・・・

もう就職活動せんとアカンなんて・・

そんな事聞いてない~

氷河期、氷河期とは聞いていた

けどここまでとはぁ・・

ヨッチャンやあっちゃん

のように四大目指せば良かったぁ

早く社会に出たいと思い

短大にしたんやけどぉ・・・

私は今、箱友短期大学に通い

簿記や会計ソフトに事務系で

使う表計算の勉強をしていた。

しかし年々新卒の就職率が悪化する中

まだ1年生だというのにもう就職活動で

就職セミナーに顔を出したりするよう

学校から言われている。

しかも就職セミナーに積極的に

参加している生徒程、来年のこの時期に

学校斡旋の優良企業に優先的に

推薦してもらえるとの事。

耳塚南高校の同級生の子達は四大に

進んだ子も多く良く今でも仲良くしている

子達からはサークルや合コンの話も聞き

凄く楽しそうにしている。

私の仲の良かった同じ陸上部の

マネージャーをしていたよっちゃんと

そのよっちゃんを介して友達になった

あっちゃんと3人でこの間カラオケに

行ったのだが2人共非常に楽しいキャンパス

ライフを送っているように見え羨ましく思ったものだ。

カラオケで少し酔ったよっちゃんが

あっちゃんが通う泉修大学の同じ学校

出身の冨田君と木林君の話をし出した時に

酔いの勢いでマイクで

「冨田のアホー!!!」

と叫んでいたよっちゃんを見て

変わらないなと思ったものだ。

でも私は既に社会人に向けて動き出して

いるので2人のようにテンションを上げたくても

何だか行くたびに就職の難しさを

思い知らされ社会の厳しさを思い知らされ

よっちゃん達と遊んでいても就職セミナーの

事が頭をよぎると憂鬱になる。

そして私も少し飲み過ぎてしまい

よっちゃんの真似をしてマイクで

「不景気のアホー!」

と叫んでしまい結局ストレス解消にはなり

良かったのだが・・・

就職に向けて既に戦っている私は

箱友短期大学に入学し日商簿記の3級は

合格した。

在学中に2級まで合格するのを目標にしている。

ITパスポートの資格なども合わせ取り

私は2年の選択科目で銀行業務検定も

2科目ほど取り地方銀行への就職を目指していた。

そのことを相談できる雰囲気でもなかったので

その日はよっちゃんとあっちゃんには

相談できる雰囲気でもなく

私も酔ってしまいお開きになった。

そして今日も就職セミナーに行ってきて

今年から1人暮らしを始めた泉佐川駅傍の

ワンルームマンションに今から帰宅する所であった。

家賃は親が出してくれているが

生活費や小遣いも欲しいので

今は夜に週3回だけここから

自転車で通えるテナントにある

楓というスナックでバイトをしていた。

優しい先輩も多く非常に働き易い職場で

私は楓のバイトが徐々に楽しみになって

来ていた。

それに飲みに来てくれるお客様の話を聞かせて

もらうのも社会人に向けての勉強になる。

そしてもう1つ面白い事は同じテナントの

ロビンフッドと言う店で同級生で同じ陸上部で

中距離を専門にしていた木林君もバイトして

いたのだ。

私は先輩の陽子さんに連れられ1度だけ

ロビンフッドに飲みに行った事があったが

木林君は少し見ない間に凄く大人になった気が

した。

それにロビンフッドの店自体が凄く大人の

雰囲気のする店で本当にドキドキした。

私は今度は一度1人で行ってみたいなと思い

楽しみにしてた。

そして今日はバイトの日なので部屋に帰宅した私は

2時間ほど仮眠を取り入浴を済ませ出勤する。

夕食は高校を卒業して少し太ってしまった

ので栄養補助食のビスケットを2つほど食べて

出勤する事にしていた。

服装は今の就職セミナーに通う為に作った

紺のリクルートスーツで良いよと

ママさんが言ってくれているので

このスーツで出勤してた。

もう1つ同じタイプの黒系のスーツもあるので

その2つを交互に来ているが陽子さんからは

「初々しくて良いね」

と言ってもらえたし

ロビンフッドに行った時に

偶然会った木林君からも

「西口さん大人やんっ」

て言われたが私から見れば年上の女性

相手に上手く接客できていた木林君の

方が余程大人に見えた。

それにあの綺麗な私のお姉さん的存在の

陽子さんを虜にしているなんて凄い!

心底そう思っていた。

そんな事を考えながら今日も楓への

出勤の為にひとまず就職セミナーの

為に着ていた紺のスーツを脱ぎ

白のブラウスも脱ぎ捨て薄い黒の

パンストを片足づつ抜くと私は

薄い黄緑色の下着のみの姿になり

仮眠をとる為にベッドに潜りこんだ。

⦅扉シリーズ 第3.5章 ヨシオのターン2 終わり⦆



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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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