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扉シリーズ 第3.5章 ヨシオのターン17 西口真由佳の章13

私は冨田君が陽子さんを連れ出しやすいように

全裸で横たわる陽子さんの横まで駆け寄ると

私が着ていたスーツの上着を陽子さんに掛ける。

『西口~!!!

私の肉奴隷に何をしている~!!!』

「きゃ~!!!いやぁぁっ!!」

陽子さんに上着をかけていた私を

見つけた仲間先生が凄い形相で

私の方へ近づいてきて私は近づいてきた

事実よりもその仲間先生の顔の怖さに

気持ち悪さに悲鳴を上げてしまっていた。

しかしそのすぐ後に仲間先生の膝ががくっと

落ちつんのめるようにして私の目の前で

転がっていた。

ビュンッ!!

ベキィィィィッ!!!

『ほげぇぇぇぇっ!!

うぐぐぐっおのれっ

きばやし~!!

お前だけどうしてこの

色情霊である私に自ら

触れることが叶うのだぁぁぁぁっ!!

院長~!!不可解ですっ!!

ここに不可解かつ不愉快極まりない

輩が存在しますぞ~!!

ぼぎゃぁぁぁぁっ!!うぬぬぬっ・・・

きさまっ!!ほぎゃぁぁぁっ!!』

「おどれ~!!

今なんて言うた!!

誰が肉奴隷って!?

俺は怒りで力が増すタイプやぞっ!!

特にレディを侮辱するような

カスは八つ裂きにしても

飽き足らんからな~!!!

このクソムシがっ!!

チリと化せカスが!!!」

木林君がダンゴムシのように丸まる

仲間先生に更に蹴りを入れている。

陽子さんへ対する侮辱の言葉は私も

許せなかったので内心はもっとやれと

思っていたが冨田君がスーツの上着をかけ

ベッドに下で脱いであった下着を私が

何とか陽子さんに履かせたのを見て

やっと陽子さんを運ぶ気になってくれた

ようで私のそばまで来た。

「西口さんっさすがに

付け焼刃の塩だけじゃ

ヨシオは消せんみたいやから

はよ逃げらなっ!俺が陽子さん

おぶるから西口さんは先にここから

出てっ!」

冨田君が陽子さんをぬりかべのような

大きな背中に乗せて手で陽子さんの足を

支えると軽々と歩き出す。

「うんっ!わかったっ!」

私も冨田君に言われた通り玄関へ向かい

走り出す。

『きさまら~!!!

勝手な事は許さんぞ~!!

西口~!!逃げるな~!!

君は既に私に凌辱されることは

決定しているのだ~!!』

床に横たわる仲間先生が私に向かい

気持ち悪いことを言う。

さっきまでなら仲間先生が何か言おうと

するたびに木林君が話ている途中で蹴って

話せなくなっていたのにおかしいなと思い

木林君を見てみると何か悩んでいるような

ポーズを取っている。

「アカンっ!武市!!

塩の効果切れたっ!!

蹴り空ぶってもうたっ!!

どうしよっ!てかお前らはよ

逃げれっ!!」

やはり仲間先生が最後まで話すまで

木林君が待つわけが無いと思っていた

所、あの気持ち悪いセリフを最後まで

話させてしまっていたのは例の甲田先生の

塩の効果が切れていたようであった。

「木林っ!!

ふんばれっ!!

あとは気合で蹴れっ!!

気合と根性で蹴るんやっ!!

お前なら何とかなるっ!!」

冨田君が陽子さんをおぶりながら

ドスドスと玄関へ向かい走り

後ろを振り返ることもせずに

そう叫ぶが私が後をつけながら

突っ込む前にさらに後ろから

木林君が突っ込んだ。

「武市よ~!!

万策尽きたからって気合は

無いやろ~

うおっ!

このカスムシッ!!

生意気に何おれにロー

くれてんなっ!」

仲間先生が木林君に反撃したようだ。

木林君が怒っている。

しかし私と冨田君は既に

玄関先まで辿り着いていた。

後ろを振り返ると仲間先生に足を

掴まれ木林君は離してもらえない様で

得意の蹴りを放っているがやはり塩の

効果が切れていて空を切っている。

「木林~!!気合で何とかするんや~!!」

先ほどまで仲間先生に私の前に立ちはだかり

私を守ってくれる為に打たれ続けてそこに

至るまでは外での大乱闘。

そして今陽子さんをおぶって玄関まで

走り相当疲れたのか冨田君はそう叫ぶと

陽子さんを玄関のドアにもたれかけさせ

その場にへたり込んでしまった

私も叫ぶことしかできずに木林君を

応援する。

「木林君頑張ってっ!!」

「そうは言うてもなぁ~

当たらんとっ・・・

うっこのカスっ!!

離せっ離さんかいっ!!」

『さあっきばや~し~!!

あの肉奴隷との楽しみを前回邪魔して

くれたお礼をさせてもらおうか~

そして新たな肉奴隷の西口を置いて

行きたまえ~』

仲間先生が木林君の足にしがみつき

こともあろうか木林君の足首に嚙みついた。

ガブリッ!

「きゃ~!!木林君っ!!」

「どうしたっ!?西口さんっ・・・」

疲労困憊でしゃがみ込んでいた冨田君も

気が付き正気に戻る。

しかし木林君は噛まれた足をもろともせず

「おいっこらっ!!

クソムシッ!!

おどれっ誰が肉奴隷やって!?

誰を置いていけやって!?

おどれみたいなもんな~!!

こんにゃくにでもその腐れチンポ

突っ込んどけ~!!カスがっ!!」

バギィィッ!!グシャッグシャッグシャッ!!!

あっまた当たった・・・

また当たった事にも驚いたが

私には木林君の足が銀色に輝いて見えた。

綺麗・・・

「あれ?また蹴れてるやん」

さっきまで気を失いかけていた冨田君が

正気に戻り陽子さんを再度背中に乗せた。

「塩の付いている所が当たっているのかも?」

私はそう思い一度蹴れなくなった木林君が

また蹴れている事の理由などわかるはずもなく

そう言った。

「・・・・おそらく・・・

気合やな・・・

あいつならキレたら

塩無くても蹴れるかも?

車に跳ねられても死なん男やしな

おいっ!木林もうええっ!いくぞっ!!」

冨田君はそういうと玄関を開けるよう

私に合図したので私は玄関のドアノブを

回した。

さっきまでは何度回しても開かなかった

玄関はすんなり開いてくれて私は先に外に

出る続いて陽子さんを背中に背負っている

冨田君が出てきた。

「これでしまいじゃ~!!」

バギギギギッ!!!

『もげぇぇぇぇぇぇぇっ!!

ひっひぃぃぃぃっ!!

きっきばやし~!!おまえ覚えてろよ~!!』

そんな声が室内から聞こえた後

木林君が駆け出て来た。

「よしっ!グッジョブッ!!

陽子さん救出成功やなっ!

てかここ陽子さんの部屋やけど・・・

こんなところにもう住ませれんやろ・・・

しかしあのミノムシしぶといな~」

木林君は私と冨田君にそう言いながら

階段へ向かい走って行く。

「そのことなんだけど・・・

木林君っ陽子さん・・・

体調が・・・

というか普通に動けるようになるまでは

私の部屋に来てもらおうかな?」

そう言いながら階段へ走る私を冨田君と

木林君が一斉に見る。

「あっ!そっかぁ・・・

俺も陽子さん連れ出したは

ええけどどうしようかと

思ってたんやけど・・・

そうしてもらえるか?」

「ていうか今はそれしか

ないやろ?」

木林君と陽子さんを背中に背負う冨田君が

続けてそう言い結局陽子さんは暫く私の部屋に

住んでもらう事となった。

その日は陽子さんの部屋を出てからは何にも

襲われずにマンションを出て近くの

深夜なので閉まっている家具屋の前で

少し休憩し私と冨田君で陽子さんを見ながら

木林君が陽子さんの車のスペアキーを何故か

持っていたのでそれで陽子さんを私の家まで

送ってくれた。

車は結局私のマンションの空いている駐車場に

停めて明日私が管理人さんに駐車場の契約を

しに行くこととなった。

陽子さんは翌朝まで寝ていたが起きても

私や翌日来てくれた木林君のことはわかる

みたいではあるが何を言っても反応が薄く

無気力な状態が今でも続いている・・・

木林君が冨田君に相談してくれると言って

いたのでと冨田君づてで良い霊能者の方に

見てもらえるよう手配してもらうことを待つ

事にし私と木林君と冨田君は一時的に

つかの間の平常に戻った。

《扉シリーズ 第3.5章 ヨシオのターン17 西口真由佳の章13 終わり》





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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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