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第2.5章 カワシタの野望シリーズ1人目 第2話 八龍の落ち武者カワシタ2

八龍に住み着くこととなり

1週間が過ぎた頃にこの

八龍に初めて人がやってきた。

生きていた頃の俺と同じように

肝試しにでも来たのだろうが

あいにく来たのはむさくるしい

男ばかり3人であった。

俺はこの世の中に男ほど

嫌いなものは無いので

完全にスル―。

またふらふらと八龍を

囲む木の外へは出れないので

八龍の周りを徘徊しながら

ここへどんな女の子が

やってくるか楽しみに待つことにした。

「あ~

しかし暇やな~

そう言えば俺の

今の身分て何なんやろ?

浮遊霊?

でも自由に八龍からは

出れんから浮遊できるのん

ここだけやしな~

地縛霊?

地縛霊ほど束縛は

されてないんよな~

爺さんが色情霊に

してやるって

言うてたからやっぱり

色情霊なんかな?

爺さんが言うてたけど色情霊に

なった者と生きてる人間が

エッチしたら生きてる人間って

生きてる人間同士じゃ味わえんほど

気持ち良くなるらしいからな~

あ~楽しみや~

はよ可愛い子来んかな~」

帰り際の会話から

ヤロウ3人組は秋野、川田、黒野という

名前であったらしいが興味も無く

川田と言う色白の細い男が秋野という

長身の男に

「なんも

こわいもん

でんかったやないかっ!」

と耳を引っ張られながら

帰って行くのを見ていた。

何処の世界にもいじられ役は

おるんやな~

そういや~俺も生きてる時に

高校の時

俺が3年間モテへんかったのは

あの仲代のせいやわ~

あいつがお前かっこ悪い癖に

かっこつけんなよってことも

あろうかクラス中に聞こえるくらいの

大声で叫んでから

【かっこつけのケツオ】に

あだ名がグレードアップしてしまったしな~

そういやケツオ!

この俺にケツオッてあだ名つけたんは

あの忌々しい木林っ!!

あ~あいつらだけは未だに呪いたいわ~

あいつらいっつも美味しいとこ

もっていきやがってよ~

あ~忌々しいっ!!

しかし耳南の子は可愛い子多かったな~

斉藤由紀子とか川上裕美あたりが

ここに来んかな~

川上とか元々エロそうやけど

高校卒業してさらにエロなってるんやろな~

噂じゃ仲代とやりまくりあったらしいけど・・・

時枝理美や斉藤アズサの真面目グループも

良かったよな~バスケ部に水泳部で

2人共ええ絞まりしてんやろな~

まあでもここは耳南市やしもしかしたら

俺の学年の女子もいつかは来るかもなぁ?

いひひひひっ

こいつは面白いっ!

更に楽しみが増えてきたぞ~

いっぺん死んでみるのも悪いもんちゃうな~

あの爺さんには感謝やわ~

あのまま生きててもやりまくり人生を

満喫できたかどうかは分からんからな~

そんな色情霊の鏡のような事を

考えながら八龍の周りをふらふらしていると

何やら2組目の客が歩いて来る。

どうやら5人組のようだ。

『うお~女の子おるやんけっ!!

おっさんが1人に・・・・

あ~!!

あのゴリラのような風貌!

あれはまさしく耳南の

珍獣!冨田!

という事はあの隣で前を歩く

グラサン男!あの黒づくめは

憎き木林!!!

野郎~!!

この俺がここで浮遊しているとも

知らずにえらそうに・・・

おっ?おっ?うひょ~!!!

あっあれは・・・

我が耳南水泳部のスレンダー

のかわいこちゃん!

あっちゃんやないか!?

そっそれにもう1人背の高い見たことの

ないメガネ美女!!

こっこれは俺が色情霊になって

初めての獲物ではっ!』

俺は女の事にかけてだけは

頭の回転が速い。

爺さんに貰った

マーキングの札をポケットから出す。

爺さんが言うには

例えば女子が5人来たとしよう。

その中で3人をやりたいと思ったが

俺が憑いて行けるのは1人。

その場合残りの2人はできんやないかっ!

では無くこの爺さんがくれた

マーキング札を貼っておけば

本人は気づかないが

1人目を充分楽しんだ後に

八龍に戻ればマーキング札の

女子のとこへ飛べるという仕組み

らしい。

『全くあの爺さんは神か?』

俺はあのメガネの長身美女は

間違いなくSEXできる範疇に入る

と目を付けマーキングをすることに決めた。

まず記念すべき第1号。

色情霊ドン様の餌食になって貰うのは

耳南時代の同級生

斉藤アズサに決定した。

あっちゃん~

こんな所に来るのにそんな短いスカートに

しかもサンダルッて相変わらず天然やな~

しかしっ!おのれ~!!木林ッ!!

もしかして奴はあっちゃんの現彼氏では?

あのゴリラにそんな甲斐性はないし・・・

いやしかしっ!

あっちゃんが木林の彼女と言う事は

あのメガネ美女はゴリラの彼女か!?

まさかっ!いやしかしありえるっ!

あのメガネ美女っ!

ジャージで着ているという事は

ジャージマニア!?

耳南時代あのゴリラは

ジャージの似合う男という部門だけでは

群を抜いていた。

それは俺同様モテない奴が

唯一

人に誇れるファッションであったとの

噂が学年中に流れていた。

うお~!!

おのれ~あのゴリラにまで彼女が

出来ているとは!

この俺は死んでいるというのに~

覚えておけよ~

お前らの彼女のそのスレンダーな

ボディをしこたま

堪能させてもらうからな~

『はうっ!!』

何やアイツ

今俺の存在に気づきよったか?

あのゴリラ図体ゴリラのくせに

エライ敏感やないか!

敏感なんはお前らの彼女の

身体だけでええっちゅうねんっ!

ゴリラが俺の存在に気付いたようだが

此処には俺の様な地縛霊がたんまり

たむろしている。

その他大勢と思い

相手にもされなかった

事が功を奏した。

『しかしあのゴリラ

あんなに霊感強い

んあったら

あの爺さんに会ったら

えらい目にあうんやろな~

木林もついでに

爺さんにもってかれてしまえっ!

あっちゃんとメガネ美人は

無事に帰っておいでや~

その後にお楽しみが

待ってるさかいな~』

俺は八龍の地縛霊、

もとい色情地縛霊となり

初めてのターゲットを

偶然この八龍に現れたのが

何かの縁だろうと思い

高校時代の同級生の斉藤アズサに

決めてその次のターゲットを

俺の高校時代の同級生にして

俺に並びモテなかったである

はずのゴリラこと冨田が奇跡的に

連れていた彼女らしきメガネ美女に

ロックオンした。

そして彼ら彼女ら5名が八龍の建物内に

入って行く姿を出て来るのを心待ちにしながら

見送っていた。

《第2.5章 カワシタの野望シリーズ1人目 第2話 八龍の落ち武者カワシタ2 終わり》








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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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