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扉シリーズ 第3.7章 色情霊討伐チーム 持村賢二


俺は先月までは人生の最高潮に居た。

今年高校を卒業し、大手ライフライン系の
企業に就職もでき、その就職先で25歳と
年上の美人の彼女も出来たのだ。

そんな人生の最高に楽しい時期の俺を奈落の底に
突き落とす事件が起きた。

彼女の神尾美智子さんが会社に来なくなったのだ。
そしてその原因が訳の分からない幽霊に犯され
精神を病んでしまったのである。

しかも美智子さんを犯した幽霊は、俺の高校時代の
古典教師である仲間義男。

高校時代は同級生でも口の悪い、仲代や木林からなどは
ミノムシと呼ばれ弄られていた冴えない教師である。

俺は偶然出会った元高校時代の同級生の冨田に
美智子さんの住むマンションに着いて来てもらい
何とか美智子さんを自宅から連れ出し、今、美智子さんは
同じく同級生の西口真由佳さんの部屋で世話になっている。

何と驚くことに美智子さんと同じマンションに住んでいた
同級生の斎藤アズサさんも義男に犯されていた。

そして木林がバイトするレディースBARに客として飲みに来る
西口さんの勤めるスナックの先輩の陽子さんと言う美しい
グラマラスな女性も義男の餌食となっていて今、西口さんの
部屋は義男被害者の会の集まりのようになっている。

俺が冨田と木林の力を借り、美智子さんを部屋から救い出したのが
3日前の話。

その間に木林から連絡が入り、西口さんにアクシデントがあり
3人の世話をするのが難しくなったとの事。

西口さんは彼女が勤務するスナックのママさんの部屋で
暫く世話になることになったとの事で、冨田や木林の
高校時代の陸上部の同胞、北尾が彼が何と所有する
マンションの部屋を2部屋用意してくれたとの事で
1部屋には斎藤さんと陽子さんと美智子さんに住んでもらい
その隣の部屋には彼女らに異常があったり、悪い霊が降りかかった
時に対処する為、交互で木林と冨田が寝泊まりしてくれるらしい。

木林曰く

「さすがに一緒の部屋で寝泊まりするわけにはいかんからな。
そんなハーレム状態も今の彼女らを見てたら義男の対する
怒りがこみ上げてきてストレスが溜まるだけやしな。」

との意見にごもっともだと思った。

そしてその後連絡があった冨田からは

「なあモツよ。
お前がこの間言っていた
覚悟の件やがな。
お前本気か?」

俺は冨田に俺にも冨田や木林のように
不浄な幽霊どもと戦える力をつけたいので
稽古をつけて欲しいと頼んでいた。

冨田の問いに俺は勿論と答えた。

「それなら、俺や木林も別に霊能者という
わけではないし、そもそもお前に戦い方を
教えれる程のもんやないからなぁ・・・
木林に至ってはほぼ天然でただ暴れているだけで
カス霊どもにダメージを与えている状態で俺にも
奴に何であんな力があるかはわからんのや。
だからお前には俺の叔母の兄弟弟子でこの間の
手袋や靴を貸してくれた伊田さんという方を
紹介したるから、その人に弟子入りしてみたら
どうや?」

との冨田との連絡を受け俺は、有難い申し出に
1も2も無く即答で頼むと答えた。

そして今夜、その伊田さんが経営する
GENS,BARというスナックに冨田と木林と
一緒に行くことになっていた。

俺は奴らとの待ち合わせ場所に20分ほど早く着いてしまう。
蜘蛛取駅など来ることが無く人生で初めてこの駅に来た。

駅の改札を出て下った階段の下にあるベンチに座り
2人を待っていると会社帰りのサラリーマンの大群が
俺が降りて来た階段を下ってくる。

しかし・・・

西口さん、アクシデントって・・・

木林は多くを語らなかったが多くを語らなかった
事が余計嫌な事を想像させる。

西口さんまで義男に・・・

アカン俺は何想像してんやっ!

不謹慎やぞっ!

俺には美智子さんと言う美人な彼女がっ!!

俺は西口さんが義男に犯されている姿を
想像しムクムクと元気になりそうに
なってきた一物にモツムラナックルを
お見舞いした。

グシャッ!!

「ぎゃぁぁぁっ!!いててっ!!」

不謹慎にも西口さんのSEXシーンを想像してしまった
自分と我が不詳の息子に鉄拳を喰らわせ勃起中の
一物に拳を加えるとこれほどのダメージがあるとは
思わず俺はベンチに座り1人叫んでしまう。

駅の周りを帰路に着くサラリーマンやOL,女子高生たちに
完全に白い目で見られている俺を笑いながら近づいて来る
男が1人。

黒いカッターシャツに黒のカーディガン。
そして黒のスラックスに黒の革靴。

極めつけは黒のサングラスとお前は暗殺者か!?

と突っ込みたくなる木林が

「おうっ!モツッ!なんやお前
通行人の注目浴びてっ
さっきお前自分の一物に鉄拳を喰らわせてたが
それ新しいプレイか?
ぎゃはははっ!」

木林が俺とは別の意味で注目を浴びながら
俺の隣に座った。

「いや・・・
急に元気になりよるもんやから
ちょっと仕置きをな。」

「ぎゃはははっ!
お前、何、所かまわず
おったててんなよっ!
ぎゃはははっ!」

木林が大爆笑をしているが本来、木林も俺も
大爆笑をしたり一物をおったてていたり
できる心境では無かった。

木林はおそらく考えると今でも大爆発を起こしそうな
くらいの怒りを堪えているのだとうと思うと同じ気持ちでる
俺も木林の気持ちはよくわかる。

そうして高校時代の思いでのアホな話をしながら
極力、今は義男の話には触れないでいると
今度は通行人の人ごみの中に、ひと際肩幅が広い
天然で幅を取り周りに迷惑をかけながら近づいて来る
ゴリラがいっぴ・・・

いや・・・男が1人。

あのシルエットを醸し出せる男は、世界広しと言えども
冨田だけである。

「はぁはぁはぁ・・・
すまんな~
家のトイレのドアが開かんかってよ~
出るのに時間かかってギリギリになって
しもたっ」

「あっあ~ん!厠で霊障とは
武市なんたる奇跡を越してんなよ~
ぎゃはははっ!」

冨田の霊障はともかく木林はここに来てから
爆笑しぱなっしである。

冨田には厠での霊障。

俺には不謹慎極まりない一物の反乱。

とアクシデントは相次いだがとにかく
3人が揃い、木林の案内でGENS,BARに
向かう事となった。

⦅扉シリーズ 第3.7章 色情霊討伐チーム 持村賢二 終わり⦆



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プロフィール

千景

Author:千景
私は他の一夜限りの思い出話という官能小説を今も書き続けております。今回はホラー小説扉筆者の冨田さんより扉の官能部分に当てはまるシーンの描写のご依頼があり引き受けた次第でございます。本編のイメージを壊さないよう精一杯書かせて頂きます。

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